どぶろくを愛でる会

会長大越智華子
副会長入江亮子・山本忠明・渡辺英雄
事務局千葉市稲毛区稲毛東3-16-2 株式会社リカープラザ内
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とぶろくを愛でる会とは

稲作文化を起源に、地域の水や気候を生かした日本酒は
テロワールを重視するワインと同じ位置に立ち始めました。 
「どぶろく」はその日本酒の原点であります。
どぶろくと日本酒を未来へ啓蒙することを目的に
世界に誇る日本の酒の文化的価値、歴史的価値を
後世に伝えてゆきたい、と願う有志が集う会です。

メッセージ

長らく、日本料理や日本酒という我が国の伝統食文化に係る仕事をしてきましたが、一見何百年も同じことが続いているように見えても実は常に変化しているからこそ、続いているのだということをしみじみ感じます。
日本酒だけとってみても、この十数年の変化は目覚ましく、技術革新もさることながら、生酒や生貯蔵酒などフレッシュなタイプのお酒が良い状態で飲めるようになったのは喜ばしい限りです。
また低精米酒や瓶内二次発酵をさせたAWA酒や、熟成酒、濁酒…といったバリエーションも増え、専門のバーもでき、年配の男性が赤ら顔でしゃっくりをしているようなイメージはすっかり払拭されました。

全国あちこちでどぶろくを観光資源にする動きがあり、人気も盛り上がってきています。さらに時代はSDGs。もろみのままで飲むどぶろくは、アミノ酸を豊富に含み、栄養価も高いうえにゴミも出ません。ようやく時代がどぶろくについてきたかのようです。
柚子やハーブなどの香りが加わったり、温めて飲んでみたりとさらに若い世代は面白いことを考えてくれるかと思います。
酒は先人たちの智慧のたまもので、神事とも深く関わってきたのは言うまでもありません。前の世代があったからこその今を忘れずに、私も若い世代に酒文化を繋ぐお役に少しでもたてればなと思っております。

どぶろくを愛でる会 入江亮子

profile

入江 亮子 Ryoko Irie

懐石料理「温石会」主宰。四季をいかした懐石料理・江戸料理・郷土料理・精進料理・節句料理を教えるほか、茶懐石の出張、地域の特産品開発、メニュー開発などを行っている。
日本酒利き酒師・日本酒学講師・酒匠として、日本酒と料理のマリアージュも数多く提案。カルチャースクールなどでの日本酒講座も多数。
2019年グルマン世界料理本大賞MATCHING FOOD&DRINK;部門で「八寸・強肴に困らない本」がグランプリ受賞。「茶事の懐石料理がホントに一人で作れる本」がASIA TEA部門で3位と2冊入賞の快挙。

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入江亮子公式サイト
https://onjakukai.com/