福光酒造さん見学会

弊会大越会長の音頭で、三味線奏者の山影優さん、アンバサダーのにほんしゅの浅浦史大さん、Cindy Bissigさん,セミナーの生徒さん、入江で北広島にある福光酒造株式会社 & 福光葡萄酒醸造所さんへ4月に見学に行って参りました。

福光酒造さんは、なんと平成18年に76年の歴史に一度幕を閉じたお蔵です。クローズした当時、4代目に当たる現蔵元福光寛泰さんは、そのことを知らされずに休業中の蔵を復活すべく、ほかの蔵で修業中でありましたが、いったん廃業をすると新たに清酒の免許取得は難しく、現在はどぶろく特区として、朝光ブランドでどぶろくを作っておられます。9年も空き家だった蔵を復活させるのは、本当に並大抵のことではなく、特区になると米を作るところからとなりますので、米作りもされています。蔵は明治大正時代の建物をリノベして使われていますが、ものすごく素敵!入り口にはピアノがあったり、バーカウンターもレトロ感をうまく生かしていてます。

ほかに葡萄酒醸造所も営んでおられ、リースリング、小公子、ヤマ・ソービニオンなど風土にあった葡萄から作っています。葡萄畑も見せていただきました。

どぶろくにはワイン酵母を、ワインには日本酒酵母を使って作られたり、ユニークな酒造りをされています。どぶろくについては、ワイン酵母だけで作られているのではなく、酒のルーツに近づける造りや、きょうかい酵母を使用したり、今回はなんとすでに販売を終了したきょうかい8号酵母のどぶろくも飲ませていただき、さらには隠し味にどぶろくが入った蔵元お手製の絶品お鍋までいただきました!酒のうまみがしみしみで、ドライなどぶろくと合いすぎて、一同悶絶!

いつか、清酒も…その思いが絶対叶うことを信じて、これからも大事に飲ませていただきます。